Designer's Blog

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どうも、NORI(@noriposo)です。日本国内に各社からスマートスピーカーが発売され、海外からも続々と上陸し、「スマートスピーカー」を購入したガジェット好きも多いだろう。私もその一人。最近、購入招待メールを受取り入手した「Amazon Echo」は2017年11月に国内上陸したものだが、実はアメリカで発売されたのは2014年11月6日。日本で展開するに3年の期間を要している。Amazon Alexaはアマゾンが提供するクラウド音声認識サービスで、Amazon Echoはスピーカー型の音声アシスタント端末。ここに大きく影響しているのがAIであり、Amazon Echoの発表会で、Amazon.comでAlexa担当シニア・バイス・プレジデントを務めるトム・テイラー氏は、「日本語対応のため、まったく新しい言語処理モデルを開発するため。ここでは他国向けとはまったく異なるレベルの技術が必要になった」と語っている。

国内にもスマートスピーカーの時代がやってきた

2017年は日本で様々なスマートスピーカーが発売されており、もはやスマートスピーカー黎明期といえよう。今まで携帯端末や、パソコンのキーボードで指を使って入力していたものが、声(Voice)に置き換わることによって、物理的に「入力」(Input)するという行為が無くなる。当然ながら「入力」をすることがあれば、それに対しての「出力」(Output)するというものがでてくる。

これを解決してくれるのが、現在国内にも普及しつつある、スマートスピーカーの存在だ。17日に家に到着した「Amazon Echo」をセットアップして利用しているが、実際に利用してみて見えてきた未来について書いていこうと思う。

Amazon Echo 本体上部

今まで、手などで入力していたものが、声を発するだけで、周辺機器が「何か」をしてくれる時代が来ている。

実際にAmazon Echoを利用して感じたこと

他のスピーカーを利用したことはないが、Amazon Echo のレスポンスは、AppleのSiriよりも音声入力に対しての応答が早く感じる、そして音声だけで家庭内の家電をコントロールできるだけでなく、買い物もできてしまう。実際に利用してみたが、Amazon Echo はAmazonアカウントと結びついているため、過去の購入履歴から音声で発した該当商品までを引っ張り出してきて、音声で返してくるのには正直驚いた。

それ以外にも、銀行のスキルを登録することにより、銀行口座の預金残高照会もAlexaのスキルでできてしまう。今の段階では残高照会程度だが、今後さらに開発が進めば、音声で振り込みができる時代も来るだろう。

いままでパソコンや携帯で商品を検索して、カートに入れ、注文ボタンを押して購入していたフローが、すべて「音声」で解決できてしまう。これが非常に革新的だと感じている。

Amazon Echoは周りで音楽や海外ドラマが流れていても、しっかりと声を捉え反応してくれる。実際に日本語が上手な韓国人の友達に、日本語で話しかけてもらった場合にAlexaは反応するが、韓国語で話しかけても当然応答はしない。言語設定を変え、英語でAlexa会話するといったことも可能になっているが、国際結婚などをした日英バイリンガルの家庭での2ヶ国語利用での普及はまだ少し難しいのではないかと思うが、近い将来そこも解決されるのだろうと思っている。

日本語を音声で認識するという部分では、特に難しい言葉(スラング等)を使わない限り、聞いたことに対して返してくれるが、Alexaが音声で返してくれるの内容の中には、「雪国(ゆきぐに)」と話したにも関わらず、「雪国(ゆきこく)」と返してくるあたりが、日本語の音声処理の難しさだと言えよう。今後スマートスピーカーが国内の一般家庭に普及されることによって、さらにAIがディープラーニングにより日本語の音声処理について、さらに精度を高めていくのは間違いないであろう。

Amazonは「日本語対応のため、まったく新しい言語処理モデルを開発するため。ここでは他国向けとはまったく異なるレベルの技術が必要になった」と話しているとおり、2年前によくCMで見かけた「OK Google」というのはGoogleが「Google Home」を日本で展開するため、日本語の音声言語処理モデルをAIに学ばせる為に仕掛けたものと言えるだろう。おそらく多くの人が、利用したはずだ。

AppleのSiriも同様と言えよう。LINEも国内で先行した形でスマートスピーカー「Clova WAVE」の発売を開始しているが、GoogleやAppleの音声処理と同様、音声言語処理「ClovaBrain」が裏で動いているが、AppleやGoogleなどの世界的企業が先行して音声データを(iPhoneやAndroid)からデータを取得していたので、クラウド音声言語処理の能力は、他と比べても一歩遅れているのではないかと推測される。

実際のところ、一人家で「スピーカー」に話しかけて会話をしながら一喜一憂している男性を、外から見ると「こいつ大丈夫かな?」と近隣の方に思われる可能性も否めないが、これが当たり前になる時代もすぐにやってくるはず(笑)

Voice User Interface(ボイス ユーザー インターフェース)

スマートスピーカーや音声アシスタントがなぜ大きく注目されているのか。これは、スマートフォンがPCからの流れを汲んだGUIの技術であるのに対し、次世代のインターフェースは音声入力(VUI)になると考えられているから。

Voice User Interface (以降、VUI) は、その名の通り 声によるインターフェース のことを指します。使う人の声で入力し、使う人に声で出力することで、コンピュータやサービスと情報のやり取りを行うことができる。最近ではApple, Google, Amazon, Microsoft, LINE などと言った有名どころの企業が、パーソナルアシスタント (個人をアシスタントする役割を持ったシステム) の開発に大きく力を入れている。

VUI参考記事

Voice User Interface の歴史と未来 – 人類は VUI にたどり着き、どこへ向かうのか #cmdevio2017 | Developers.IO

新しいデザイン職種の誕生

声によるインターフェースである、VUIができたことにより誕生したのが「VUIデザイナー」というデザイナーの職種。まだまだ日本では馴染みがない言葉の職種ではあるが、UIが声に変わったことで、今後国内でも、Webデザイナー、UI/UXデザイナーの他に、学校でも「VUIデザイナー」を育成する可能性もあるだろう。YouTuberという職業が日本でも浸透してきたように、都内でも映像制作やYouTuberを育てるような学校も最近多くなってきたと感じられる。これからお金になると思う職種につくには、むしろインターネットが普及した今であれば、インターネットから学ぶ方法もあるだろう。GogoleでVUIを検索すると、海外のサイトにはたくさんのノウハウなどがアップされている記事を多く見かける。

Amazon Echoがアメリカで発売されてから約3年を経て国内に入ってきたことで、アメリカに比べても3年のブランクがあるのは事実。このタイムラグを埋めるくらい、世界的に活躍するような素晴らしいVUIデザイナーが国内から誕生してほしいと願うところ。ただ、実際のところ国内でのデザイナーに対する価値観が薄いと感じている。大手クラウドソーシングのデザイン制作単価、ココナラなどのCtoC制作単価をみると、それが顕著に現れているのが現状だと思う。

まだ日本にはデザイン(制作や裏での工数フロー)に対する価値観をしっかりと理解できている方が、個人的には少ないと感じているのも事実だ。

私自身もデザインの仕事に従事しながら、趣味の範囲でこの業界に非常に興味を持っており、VUIの代表格のひとつでもあるSiriを使って、ベッドの中から音声で電気を消せる、というスマートホームも実現できていたりする。(実際に私の家ではラズベリーパイとIRkitをつなぎ、Apple WatchのSiriで家電コントロールができている)

参考映像

見ると驚くのかもしれないが、腕時計の中に家にある照明や、家電のコントローラーが全て詰まっていると思ってもらうと、非常にわかりやすいだろう。

Apple Watchを使って部屋の照明を音声でコントロール

Apple Watchを使い部屋の照明をSiriでコントロールしてます。 ▼使用している商品 Apple Watch 3 セルラーモデル https://goo.gl/DSWSfL Raspberry Pi3 Model B http://amzn.to/2j8XPK6 IRkit http://amzn.to/2zSLzrx ▼撮影機材 Lumix G8 http://amzn.to/2zRaZWp 【FOLLOW】 blog https://crearc-design.com/post/ Twitter https://twitter.com/crearc_design facebook https://www.facebook.com/crearcdesign/

今後スマートスピーカーはどこに向かっていくのか

インターネットが普及し、インフラも整備され足回り回線も高速化していく中で、現在IoT(Internet of Things)機器が増えてきている。ここで詳しく説明は省略させていただくが、IoTについての技術情報は以下の記事を参考にしていただきたい。

IoTとは?|IoT:Internet of Things(モノのインターネット)の意味 – モノワイヤレス

IoT:Internet of Things(モノのインターネット)により、センサーと通信機能を持ったモノ達、例えば、ドアが「今、開いているよ。」犬や猫が「トイレに行ったよ!」植物が「喉が渇いたよ。」等とつぶやき始めるのです。これらの情報をインターネットを介し様々な場所で活用することができます。IoT:Internet of …

モノである家電がインターネットにつながり、人の行動パターンや嗜好を学習しながら日常を快適にサポートするなどの機能を備えていく中で、シャープではすでに、IoTを搭載したオーブンレンジ「ヘルシオ」やプラズマクラスターエアコンなどを投入している。

IoT冷蔵庫の実演動画

シャープ IoT冷蔵庫「SJ-TF49C-B」実演

シャープ IoT冷蔵庫「SJ-TF49C-B」実演/GetNavi web

上記の動画を見てわかると思いますが、利用者が冷蔵庫と会話をしています。ひと昔前では考えられなかったことでしょう。冷蔵庫の前で冷蔵庫に話しかけているのを見られた日には、「頭大丈夫?」と言われてたかもしれません。

私が考える未来では、大型高解像度の8K薄型テレビが出てきたり、フィルムのように薄い液晶パネルも次々とでてくる中で、近い将来この冷蔵庫の扉自体がデジタルサイネージ化すると考えており、家庭にある冷蔵庫の中身を内部カメラがスキャン、在庫状況や食品の消費スピードなどのデータをAIが蓄積することにより、この扉が自体が大きなモニターになり、冷蔵庫の扉の液晶パネルから近くのネット配達スーパーやアマゾンへの即日配達注文なども音声ひとつできるのではないかと思っている。

また、それに伴いデジタル広告業界では、こういった一般家庭のIoT機器にユーザーの利用状況に合わせた親和性の高い広告を打ってくるのではないかと考えている。

映画の中の世界がすぐそこまでやってきている

すでにアイアンマンのように空飛ぶスーツも開発されて実用段階にあるように見える。

Real life Iron Man sets new flight speed record – Guinness World Records Day

► Subscribe for more || http://po.st/GWR-Subscribe ► Watch the GWR’s Favourites || http://po.st/GWRFavs Richard Browning, founder and chief test pilot of British tech company Gravity Industries has soared into the record books with the brand new Guinness World Records title for the Fastest speed in a body-controlled jet engine powered suit.

第五世代スケルトニクス・アライブ(Skeletonics Arrive)

第五世代 スケルトニクス・アライブ(Skeletonics Arrive) プラクティスに頭部,手首,指,腰部を追加したカスタムモデル.多くの機能を有し,これまでにない表情豊かなパフォーマンスを行うことが可能になった.またこれまで実現できなかった上半身と下半身を接続した状態での動作に成功.人体の肩への負担が減少し,多装備にもかかわらず搭乗時間は飛躍的に向上している. completion date: 2014/06@Tokyo size: 2.8[m] weight: 40[kg] wearing time: 1[min] operating time: 70[min] frame designer: Shiroku,Aka cowl designer: Shiroku pilot: Shiroku

音声アシスタント、AI、VR、デジタルサイネージ等が、今後進化していくことにより、アイアンマンの映画の中で描かれた内容が現実になる日も、そう遠くないのではないかと思っている。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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